2015年 07月 07日
日本の高い技術と兼六土地建物、兼六ホーム |
日本の電化製品がその完成度の高さから海外で人気だというのは有名な話ですが、耐震工法も海外で高い評価を受けているそうです。
勤勉で、細かい作業に秀でていると言われている日本人は生まれ育った地震が多い環境から、自然と地震対策の工法を研究するようになりました。
耐震技術は住宅だけでなく高層ビルや重要文化財にも使用されていて、安心で安全な建物を建てることに力を注いでいます。
たとえば伝統的な建物、五重塔は建物の中心にある柱「心柱」によって倒壊を防いでいます。歴史的な建物であるにもかかわらず、今まで地震による倒壊が一度もないそうで、この技術を他にも取り入れられないだろうかと検討され、心柱システムと呼ばれているそうです。
地震だけでなく、強い雨風に見舞われる台風にも耐えるその構造は、海外の人が映像を見ただけでは信じない程です。
地震や自然による影響が少ない地域では対策をする必要が無いため、あまり身近な話題ではないのだと思います。しかし五重塔の心柱システムは本物です。古くから地震があったという事実と、その研究が重ねられてきた証拠とも言えますね。
しかし五重塔の耐震性においては神秘的な部分があり、心柱の根元の部分が腐食していて地面と接していないにもかかわらず高い耐震性を誇っているそうです。
心柱が耐震性を高めているというのは一説にすぎず、他にも要素があるのではないかと言われていて、解明はされていないそうです。
ぜひ研究を続けて解明し、今後の住宅の構造にも役立ててほしいと思いました。
by kenroku6
| 2015-07-07 19:11